健康コラム No.3「お酢」 |
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HOME > 健康コラム > バックナンバー > No.3「お酢」 No.3「お酢」酢の歴史は古く、人が加工した最古の調味料であるといわれ、世界各地で食されてきました。太古の昔、人は果物などを保存していたが、これが自然にアルコール発酵して酒が生まれ、そこにさらに菌が働き、誕生したのが「酢」なのです。酒を造るとき、原料に含まれる糖分が酵母の働きをしてアルコールに変わりますが、ある程度のアルコール濃度になると、酵母は活動を停止して安定した状態になります。アルコールは殺菌力があるため、普通の細菌は繁殖できませんが、酢酸菌はアルコールを好み、酒はやがて酢になっていきます。酢酸菌は酸素を取り入れながら酒を酢へと変えていきます。 酢には穀物酢や果実酢などの種類がありますが、食用になるものは、酢酸を主成分としています。酢には酢酸以外にもコハク酢、クエン酸など数種類の有機酸を含んでいます。私達が「疲れる」というのは、乳酸が疲労物質として筋肉の中にできることをいいます。筋肉はたんぱく質でできているため、乳酸がたまると硬くなり、運動後の筋肉痛などになります。酢に含まれるコハク酸やクエン酸などの有機酸は体を疲れさせる乳酸を取り除く働きをもちます。また酢の中に含まれる有機酸には強い殺菌力があり、食中毒を防止する働きがあります。他にも、栄養素が破壊されるの防いだり、胃酸の分泌を促したり、カルシウムの代謝や吸収をよくする働きもあります。 酢は古代には既に健康や美容のために用いられていました。クレオパトラは真珠を酢に溶かして飲んでいたといわれています。時代が変わっても酢に対する健康への認識は変わりません。現代の偏りがちな生活の中に、上手に酢を取り入れていきたいですね。 こんな症状にはお酢を積極的に摂ってください
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