健康コラム No.6「お腹がなるのは・・・?」 |
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HOME > 健康コラム > バックナンバー > No.6「お腹がなるのは・・・?」 No.6「お腹がなるのは・・・?」静まり返った部屋の中でお腹が鳴ってしまった・・・よくあるこの現象のメカニズムはどうなっているのでしょうか? 一般にお腹が鳴る時は、まず空腹が考えられます。胃は筋肉でできた袋です。胃袋は伸びたり縮んだりして、食べ物を動かし、消化液によく混ざるように運動します。そして、食べ物をどろどろにしてから、腸に吸収されて栄養分になります。そこで、空腹になり血中の糖濃度が低下すると、脳がこれを感知し、「お腹がすいた」と感じます。すると脳はいつ糖分が入ってきてもいいように、胃袋の中のものを十二指腸に送り出すよう指令を出します。その結果、胃が伸びたり縮んだりを活発にし、中の空気が圧縮されて、その空気が狭い胃袋の出口から腸に移動する時にグーグーと音が鳴る、これがお腹の音の正体です。胃袋の中には前に食べたものや、つばと一緒に飲み込んだ少量の空気が多少残っています。お腹の虫の正体は空気でした。 また、満腹なのに鳴ってしまった、という経験はありませんか? これは胃の中で消化されたものが小腸や大腸を通るときに微量のガスが発生し、腸の壁を動かすために音が鳴るのです。このガスはおならの原因ともなります。その他、ストレスなどの原因からなる「過敏性腸症候群」なども考えられます。 では空腹時にお腹が鳴るのを止めたい場合にはどうすれば良いでしょうか?とりあえず間食?これはいけません。なぜなら胃の働きが活発になり、胃液の分泌が多くなって逆に胃に負担をかけてしまうからです。胃腸の働きを正常にすることは、ひいては急にお腹が鳴るのを防ぐことにもなるので、三食決まった時間に食事をとる事が身体には良いようです。また、朝食を摂ることが一番です。一番食事の間隔があく時間は、夜から朝にかけてです。よって身体が食べ物を吸収しようとするので非常にお腹がすきます。朝はパンよりもご飯をおすすめします。パンは消化が早いのでまたすぐにお腹がすいてしまうのです。少量で腹持ちの良いご飯を食べてください。 お腹が鳴りそうになったとき、息を吸いお腹を膨らませ、内側から空気の圧力で胃の収縮運動を抑えれば良いのです。要は腹式呼吸の要領で胃の中に空気を貯めれば抑えることができる、というわけです。会議中などにお腹が鳴りそうな時、試してみてくださいね。 |
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